手術に関する説明と診察(10/9)
- 診察の結果
目の回りが相変わらず白い。体重は家で計っていたとおり1400gで少し増えた。
移行上皮癌にしては、症状がない。
抗生物質の投与で、元気になってきていて、腫瘍も少し小さくなっている気がする。
膀胱移行上皮乳頭腫のような良性の腫瘍のまわりが炎症していただけという、良い落ちも考えられるとのこと。
14日当日エコーで確認して、ものすごく小さくなっているようなら手術の必要なしとなる。
- 検査
血液検査、腎臓の検査を実施。
*血液検査の結果
左から10/9(当日)、9/30(前回)の結果、9/26(前々回)の結果、うさぎの正常値
【赤血球数】 4.99、4.92、5.34、(4.87〜7.42)
【ヘマトクリット値】30.8、29.6、31.9、(31.0〜46.2)
【ヘモグロビン値】 15.1、10.4、11.2、(9.4〜15.8)
【白血球数】 5300、4600、4300、(2900〜12200)
【血小板数】 5.26、5.19、5.38、(0.99〜8.83)
※貧血を示す指標:ヘマトクリット値が低い。可視粘膜が白い。
*腎臓の検査
左から10/9(当日)、うさぎの正常値
【尿素窒素】 16(10〜24)
【クレアチニン】1.2(0.8〜1.8)
※腎臓の数値は正常。
- 処方薬
抗生物質
造血剤
- 手術
エコー等の検査を行い、手術した方がよいと再度判断した場合に行う。
手術は試験開腹的な感じ。開けてみて手術できないと判断した場合には、そのままお腹を閉じる場合あり。
腫瘍が尿管に達していた場合や膀胱に癒着していた場合には、一部除去。
癒着せずにかわいらしくついていた場合には、全除去。
膀胱の手術後は、膀胱の内側をひっぱって縫いつける関係で、尿が出にくくなる。
うさぎの尿管は大変細く、わかりにくい。
尿管から尿が出にくい状態になると、腎臓にも影響が出て、後に腎臓も摘出する必要が出てくる。
術後に尿道へカテーテルを入れる必要がある場合あり。
- 手術のリスク
貧血
眼振などの神経症状
がある場合には、
麻酔後症状がひどくなる場合がある。
麻酔の危険性や麻酔後の症状の悪化というリスクがある。
- 術後について
うさぎの性格等により、入院させるか否か決定する。
エキゾチックペットクリニックは夜の看護を行っていないことを考慮に入れて、決定する。
- 悪性腫瘍で、手術をしない場合
引き続き抗生物質と造血剤での治療。
- 手術予定
10月14日(土)11:00
当日のエコー等での検査によって、実施するか決定する。
- 手術費用見積(入院2日した場合)
単価 | |||
入院 | 3000 | 2 | 6000 |
注射 | 1500 | 2 | 3000 |
静脈確保 | 3000 | 1 | 3000 |
静脈内点滴 | |||
1日目 | 3500 | 1 | 3500 |
2日目以降 | 3000 | 1 | 3000 |
超音波検査 | 5500 | 1 | 5500 |
血液検査 | 5000 | 1 | 5000 |
レントゲン検査 | 6000 | 1 | 6000 |
全身麻酔 | 12000 | 1 | 12000 |
手術 | 50000 | 1 | 50000 |
病理検査 | 20000 | 1 | 20000 |
カテーテル処置 | ? | ||
合計 | 117000 |
※最高で10万円台後半