神経症状治療開始

4/25夜から歩き方がおかしくなり、そのうち後ろ足が動かなくなった。
病院で診てもらったが、さじを投げられてしまったので、神経症状に詳しい病院へ。


■診察内容


神経症状は、3日以内の対応が必須。
背中の皮をひっぱるとしっぽが動く。背中の後ろの方(腰のあたり)の神経がやられているらしい。
ふじこは、先天的に肩にもともとへこみがあるため、もともと弱い可能性あり。
背骨が曲がってきているので、正しい足の向きに足を固定してあげる必要がある。(テーピングなど)


大脳に損傷があると考えられる。
小脳は問題ないと思われる。
脳幹部分がやられてしまわないように、治療が必要。(脳幹部分がやられてしまうと手遅れになるため、脳の保護を行う。)


エンセファリトゾーンの投薬治療を行うが、診察した感じではエンセファリトゾーンではないような気がする。
この投薬治療は、脳幹部分まで損傷が広がらないようにする効果もある。



■エンセファリトゾーンの投薬治療


<治療>

・抗Ez剤(駆虫剤)・・・フェンベンダゾール(FBZ)
 フェベンテルが体内にはいるとフェンベンダゾールになる。
・抗サイトカイン(免疫を抑制する治療)・・・ステロイド
・脳保護・・・ステロイドグリセリン、バイオノーマライザー
・免疫の安定・・・アガリクス


<内服>

・FBZmix(FBZ、バイオノーマ、アガリクス入)
 1日1回1包
→最低4週間


グリセリン
 1日2回 1.0ml
→症状次第で減量


・ステラロール
 1日2回 0.5ml
→症状次第で減量


3日後(5/1)に、症状について病院に報告する。



■鍼治療・マッサージ


鍼治療が有効。
都内の病院を紹介される。


家でのマッサージも有効
押しながらひっぱるマッサージ方法がよい。

エンセファリトゾーンについて

■エンセファリトゾーン抗体検査について


血清学検査を行う。
血清学検査では、抗体反応を培養し、それが何倍に増えたかによって判定する。抗体反応が弱かったり、培養に時間がかかる場合は反応が鈍いとされ、白に近いグレーとしか判定できない。




■エンセファリトゾーン(Ez)の治療について


エンセファリトゾーンに使用される薬は、駆虫剤として、フェンベンダゾールなどが使用される。
またそれと平行して、抗サイトカイン治療(ステロイド治療)が行われる。


Ez症はEzが直接脳を損傷するというより、Ezの存在に気が付いた免疫細胞がEzごと脳を破壊するために発症すると考えられる。したがって治療は抗Ez剤を使うだけではなく抗サイトカイン治療(免疫を抑制する治療)をする必要がある。




■抗サイトカイン治療(ステロイドの使用)について


この治療にはグルココルチコイドというステロイドを使用するが、実験的にステロイドでパスツレラの活動が活発になることが知られている。パスツレラはほとんどのうさぎが潜在的に持っているので、医原性にパスツレラ症を憎悪させる可能性がある。


また、肝臓や膵臓が冒されるおそれがある(ステロイドの投与は、肝臓機能が正常の時に投与する)。




■治療例


・抗Ez剤(駆虫剤)・・・フェンベンダゾール(FBZ)
※ベンダゾール、イバメクチンが使われる場合あり
・抗サイトカイン(免疫を抑制する治療)・・・ステロイド(グルココルチコイド)
・脳保護・・・ステロイドグリセリン、バイオノーマライザー
・免疫の安定・・・アガリクス
・抗めまい・・・メクリジン 
・抗不安・食欲減退・・・ペリアクチン
・その他・・・ガスピタン


<内服薬>
・FBZmix(FBZ、バイオノーマ、アガリクス入)
グリセリン
・ステラロール


セルシン
・フェノバール 抗てんかん
プリンペランmix

レーザー治療について

水分を自分で取れるようになったため、4/24はレーザー治療のみ。


半導体レーザーによる治療は、「鍼」や「お灸」のような感じに近いと言われている。患部にレーザーをあてると、レーザーをあてた場所が次第に温かくなり、血行がよくなって痛みも和らぐ。


自宅で温タオルを背中にあててあげると、レーザー治療の代わりになるらしい。
温めたタオルをそのまま置くと毛が濡れてしまうため、ビニール袋等に入れて使用する。


4/24現在、便の状態は良くなったり悪くなったり(下痢もまだある)。食事は、牧草はかなり食べるが、ペレットはほとんど口にしない。排尿は問題なし。

エンセファリトゾーン抗体検査の結果

結果は、擬陽性(グレーゾーン)。


抗体価はみられるが、40倍。
感染診断には、2〜3週間後の再検査がのぞましい。


(参考)
40倍未満:抗体価がみられない
40倍〜160倍:2〜3週間後の再検査がのぞましい
320倍以上:感染の疑いあり


毛球症が落ち着きそうな3週間後くらいに再検査することにする。

レーザー治療と輸液(毛球症)

翌日、近所の病院へ。


毛球症の治療として、レーザー治療(半導体レーザー)、皮下輸液(プリンペラン)をしてもらう。


レーザーは、背中とお腹にあてる。治療時間は5分以内。


2、3日この治療をつづけ、改善されないようならレントゲンを撮る等の処置を行う。


・処方薬
内用薬(プリンペラン


プリンペランの副作用
鼓動が早くなったり、落ち着きがなくなる。暑がるので、部屋を涼しくしてあげる。
2、3時間で症状は落ち着く。

食欲不振のため病院へ(毛球症)

食欲不振、便がでにくい、下痢などの症状があったため、病院へ。


■検査内容


<レントゲン>

レントゲンは、胃に影がみえる。
ただし、絶食状態で行っていないため、毛球なのか食べたものなのかがわからない。



<血液検査>

血液検査の結果は以下の通り。


http://graph.hatena.ne.jp/osarugon/


・貧血について

この数日で、血が薄くなっている。


赤血球数
赤血球数


ヘマトクリット
ヘマトクリット値


ヘモグロビン値
ヘモグロビン値


・カルシウムについて

カルシウムの数値が高い。
結石になりやすいので、要注意。


Ca


・リパーゼについて

リパーゼの数値が高い。


膵臓の状態がよくない。
胃腸の毛球症により、近くの膵臓が影響を受けているのではないか?


※リパーゼとは
リパーゼは脂肪の消化を行う酵素で、血清中のリパーゼは膵臓から分泌される。
リパーゼは、膵臓の炎症、膵液のうっ滞、十二指腸液の腸管外漏出などで、血清中に増加するため、膵疾患の補助診断のために測定される。


Ca




<触診>

特に問題なし




<奥歯の確認>

歯はまだ問題ないが少し伸びてきているので注意する。




<エンセファリトゾーンの検査>

診察中に眼振をおこしており、今回の不調に関与していないか念のため確認する。
結果は1週間〜10日後。




■診断

毛球症のうたがい。




■処置内容

胃腸薬を注射。
栄養剤等を皮下輸液。


造血剤を処方される。




■今後について

毛球症の治療として毎日病院で注射や輸液を行うことがのぞましいので、近くの病院に転院する。

エンセファリトゾーンの結果が陽性だった場合には、別途治療を開始する。

食欲不振による体重の減少

体重がついに1517gに。
3日で50gも減っている。



・4月17日


ペレットを半分残す。
ペトロモルトを与える。



・4月18日


ペレットをほとんど食べない。
食糞を残す。
ペトロモルトを与える。



・4月19日


ペレットを全部残す。
下痢を2回する。
食糞を残す。



いずれの日も、牧草・乾燥キャベツ・おやつは食べる。